俺とアイツ(王道)と部結成

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オーケー、落ち着け俺。 あれは、そう、幻覚だ。こんな学校に居るせいで幻覚を見たんだ。 ほら、王道(仮)が副会長にアッパーをかけているじゃないか。 きっと、歓迎のプロレスごっこをしているんだ。                                         そうだ、きっと幻覚なん「副会長とのキス、キタ――――(≧▼≦)」…………変態ぃぃぃぃぃいっ!!!                                                                                                                                      「そこに居るのは誰です!?」 「「あ………。」」 やばっ…!くそ、変態が大声出すから!! おい、どうする、と言い終わる前に、変態が木から飛び降り、こっちを向いている二人の下に向かって歩いていく。 …正直に白状するってことか? 俺も後ろについていっていると、変態は王道…((仮)はもういいか、間違いなくアイツだろうし、)達の少し離れた所で立ち止まり 、 「ボンジュール!!おっとこんなところで道草くってる暇はないぜ!バイビー!」 ポ〇モンのウニ頭のセリフを思いっ切りパクって、俺の手を引いて走り出した。 なんか後ろで副会長らしき声が騒いでいたが、変態は聞こえませ―ん、と言って走るスピードを上げた。 にしてもコイツ、地味に足、速いんだな。
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