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よくわからない空間で一組の男女が向き合って話をしていた。
「貴方が来たって事はあの願いの話かしら?」
「ああその通りだ、願いはおぼえているだろう、頼めるか?」
「勿論覚えてるわ、友人達の最後の願いだもの、それで貴方はどうするの?」
「俺はしばらく様子を見ておくよ、じゃあまたな」
そういって男は目の前にいる妖怪の賢者、八雲紫(ヤクモユカリ)に手を振ると一冊の巨大な本を開きその場から消える。
「……あいつは相変わらずね、さて私も行きましょうか、友人達の願いを叶えに……」
そういうと、彼女もスキマを展開しその中へと消えて行った……。
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