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…………いらねぇーよ！
なんなんだよ。
俺が何したってんだよ。
胸元に押し付けられた紙袋を、思いっきり窓の外に投げ捨てたい気分だ。
早坂さんまであっちの味方とか。
まぁそうか。
使ってんだよな……うん。
そうか、この人も使ってんのか。
真人とねぇ……
って、想像してる場合じゃねぇし。
マジなんとかしてくれ。
もういいや、捨ててやる。
こいつら帰ったら速攻捨ててやる。
両手で握った袋をぐしゃりと握り締めて心に誓う。
藤沼に見つかる前に捨ててしまおう。
高校生にこんな物見せるのは、教育上よろしくない。
「センセー、片付いた？」
うぉっと、噂をすればなんとやら。
ドアが開いて現れた人影に、とっさに両手を後ろに回した。
「お、おう。片付いた、片付いた」
急に現れんな。
ドキドキするだろうが。
「センセ？どうしたの？」
「ん？ どうもしてない」
こらこらのぞきこむな。
俺は何も隠してないぞ！
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