2.告白イベって何なんだ?

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頭、痛てぇ。 なんか幻聴が聞こえるぞ。 たぶん俺は、現実逃避しかけていたんだな。 目の前で祐希に手を叩かれて、我に返った。 「え?シノっちなの?」 どさくさにまぎれて藤沼が、おんぶお化けのようにのしかかってくる。 それを払いのける気力もない。 そういえばここって祐希の母校だったよなぁ。 「そうそう、俺。満点取ったのは真千子のほうだけどな」 「真千子って?」 「コイツの……婚約者」 嘘だろう!? 誰か嘘だと言ってくれ! ありえねぇし。 「シノっち結婚すんの?」 「おう。ナオも真千子、知ってんよな? 俺ら一度も別れてないぜ」
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