2.告白イベって何なんだ?

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「ま、そういうことだから。お二人さん仲良くねー」 俺は帰るわ、と祐希が立ち上がる。 コラコラ、俺を置いて行くな。 「センセー、家どこ?」 祐希の白衣を掴んで一緒に立ち上がると、俺の腕にからみついて藤沼まで立ち上がった。 芋づる式だな、おい。 「ナオの家はなぁ……」 祐希の言葉に、藤沼が近寄って行く。 個人情報だぞ、ふざけんなと思いつつも、せっかくの機会なので逃げ出すことにした。 部屋の入り口に置いていた鞄を掴み、鍵を開けて、サヨウナラ。 おっと、その前に。 「ルールを破るのは嫌いだから付き合ってやるがな、お前もきっちりルールは守れ」 ビシッと指を突きつけて、宣言する。 後ろ手に扉に手をかけて、飛び出す準備もばっちりだ。 逃げ腰だってか? 上等だ。 「俺は教師だからな。あきらかに校則違反してるようなヤツと一緒に歩けるか!出直してきやがれ」 捨て台詞を残して準備室を後にする。 ああ、清々した。 さっさと帰ろう。
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