2.告白イベって何なんだ?

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その好きな男ってのが俺じゃなければ、笑い話だ。 べつに俺は、男が男と付き合おうが、女が女と付き合おうが、そんなことはどうでもいい。 だがそれは、あくまでも自分にふりかかってこなければ、の話だ。 なにが悲しくてこの歳になって、男に告られなきゃならん。 しかも、あんな大勢の前で。 「てめえ副担だろうが、なんとかしやがれ」 ソファに片足上げて、祐希をにらむ。 一月なのに、汗が出そうなくらい暖かい校内にも腹が立つ。 金持ちの考えることなんか、さっぱり理解できねえ。 「副担に何の権限があるんだよ?  そもそも理事長主催のイベントなのによ、俺が何か言えるとでも?」 ものすごくまっとうな意見を返されて、よけいに腹が立った。 この準備室、毒物でも置いてねえのか?
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