枠組み会議

2/3
18人が本棚に入れています
本棚に追加
/96ページ
これは15年前のこと 鏡張りの部屋の中で 黒い円卓を中心に会議が 行われていた 「これより、枠組み会議を始める」 「「「「「了解」」」」」 「まず、皆既知のことだとは 思うが、ある少年の未来に 神族を消すというものがあることが判明した」 「「「「知らないな」」」」 「奴のことか」 「全員知らなかったのか 少年の名は 熾 萎獺(オキ シナカワ) 未来では名を忘れられ、 WHITE DEVILと呼ばれている」 「「「「「ますます 知らないな」」」」」 「そこで、この少年の未来に 対処するものを決めたいのだが、 誰か意志のあるものはいるか」 「私がやろう」 「「「「「「「円卓が喋っただと!?」」」」」」 「円卓になりきっていた…… コックローチだ」 「「「「「「了解 御前に任せよう」」」」」」 「これにて、枠組み会議を終わる」
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!