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これは15年前のこと
鏡張りの部屋の中で
黒い円卓を中心に会議が
行われていた
「これより、枠組み会議を始める」
「「「「「了解」」」」」
「まず、皆既知のことだとは
思うが、ある少年の未来に
神族を消すというものがあることが判明した」
「「「「知らないな」」」」
「奴のことか」
「全員知らなかったのか
少年の名は 熾 萎獺(オキ シナカワ)
未来では名を忘れられ、
WHITE DEVILと呼ばれている」
「「「「「ますます 知らないな」」」」」
「そこで、この少年の未来に
対処するものを決めたいのだが、
誰か意志のあるものはいるか」
「私がやろう」
「「「「「「「円卓が喋っただと!?」」」」」」
「円卓になりきっていた……
コックローチだ」
「「「「「「了解 御前に任せよう」」」」」」
「これにて、枠組み会議を終わる」
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