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「先いこうとすんなよ~」
「知らないよ、政人が愛里と一緒に俺の事バカにするのが悪いんだよ」
「……だって真実じゃん?」
政人が優輝に聞こえない様に呟いた。
優輝の表情から聞こえてない様子だったが、その横で愛里が笑いを堪え、手で口を塞いでいた。
「……で、話し変えるけど政人と愛里は何で呼び出されたんだ?」
「多分だけどね、来月の戦争の事だと思う。」
一呼吸いれ愛里は続けた。
「さっき先生が私達呼んだとき、優輝の顔が"何で?"みたいな顔になってたから絶対質問してくると思った~」
言いきってから小さく微笑む。
「そんな顔したか? まあ、戦争の話しならなんで銀(ぎん)は呼ばれないの?」
「質問ばっかだな~」と政人が茶化すが、優輝に無視された。
政人だけ横で1人話しに入れていなかった。
「新島(にいじま)君は戦闘班じゃなくて攻略班だからだと思うよ」
「そうなんだ」
納得し、相槌をうった。
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