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ただでさえ、珍しい純血種の人間と言うだけで、女の子が寄ってくるんだにゃ。
「よ~し、私も大人になってミドル兄さんを振り向かせてやるんにゃ」
でも、どうすれば大人になるのかにゃ?
お師匠様なら知ってるかも?
「お師匠様のところまで歩いて三日か~にゃ~」
「一人旅は危険だね」
「う~ん、ん? ミドル兄さん! にゃんで私の部屋に?」
「ノックはしたんだよ。何か悩み事かい?」
キラキラと輝く金髪にスラリと通った鼻。
ブルーの瞳が私を釘付けにする。
「あ、え~とにゃ」
こんなコト、ミドル兄さんに相談なんか出来ないにゃ。
「ピックルの魔法の師匠様の家に行くんだろ?」
「ええ? なぜそれを……」
心を読まれてるにゃ?
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