レッド・ユニゾン ~ ア ソング フォー ~

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生気の塊(かたまり)は 元の主へ戻った。 「今だ、スズ!!」 「えぇ、キョウ!!」 『チューバ・パーカス、ダブルパンチ!!』 「ギャ―――っ!!!」 殺人歌姫・ソングは 一瞬として消えた。 「キョウ!!」 「エン、カナ、美音…ガクト…」 遅れてやってきたのは あの4人。 「ガクト、もう大丈夫なのか?」 ガクトは 「俺…」 するとスズが ガクトの前に現れた。 「すまなかった!!」 「スズさん…」 「もう…良いよ…アイツとの思い出はちゃんとあるし…」 と、 ハープのストラップと プリクラを見せた。 「アイツと同じ過(あやま)ちを、繰り返す楽器が増えない様に一緒に戦いたいんだキョウ!!」 と、 ガクト。 「ごめんなさいキョウ…私、身勝手なこと言って…」 「私も申し訳ありませんでした。」 と、 美音とカナ。 そんな3人を キョウは鼻で笑った。 「気にするなって!」 「それより、さっさと片付けて、コンサートが見たいんだよ!!」 「よし、やろう!!」 エンは円陣(えんじん)を組んだ。 「俺たち、1人、1人の1音で…」 『戦おう!!!』 すると バトルコスチューム自(みずか)ら光り出した。
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