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さんわ高校。
「しかし…ｴﾝの野郎には驚いたな…」
ｶﾞｸﾄはつぶやく様に
ｶﾅに話しを出す。
「あぁ…さっきの授業のこと？」
ｶﾅはシャーペンを
あごに当てて
さっきまで行われてた授業を思い出す。
１時間前…
担任の吹雪先生の授業だった。
「この応用問題解けるヤツいるかな？」
黒板にギッシリと
書かれた数字…
ｶﾞｸﾄの目は回っていた。
すると
手があがった。
「おぉっ！ 黒田、出来るのか？」
「マジで？！」
ｶﾞｸﾄとｶﾅは
顔を見合わせた。
「なぁ、ｶﾅ！」
ｴﾝが黒板に書き込んでいる間だった。
「何？」
「これだと、我がクラスの天才・金村 美音(かねむら みおん)と、いい勝負じゃあない？！」
ｶﾅはため息をついた。
「そういう風に言わないの！ 彼女、そういうの好きじゃあないんだから…」
金村 美音(かねむら みおん)
我が２年Ｃ組の天才少女…
しかし性格はドジで
暗いメガネっ子…
ｴﾝは彼女と
目が合った。
向こうは
軽く会釈をした。
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