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エン宅。
「キョウ!」
玄関(げんかん)先で
カナと美音に会った。
「カナたちもか?」
「うん。…ガクトは?」
「こっちへ向かってるはずだ。」
「…朝起きたら、親がいないし…ペットのパウちゃんもいなかったんです!」
と、
美音。
「敵の仕業(しわざ)?」
カナが眉をひそめる。
「恐(おそ)らく…」
キョウは低い声で
釘(くぎ)を打った。
「みんな!!」
「エン!!」
よく集まる、
居間(いま)に
エンはいた。
「そちらの人は?」
美音が尋ねる。
「ミュータウンの特別戦士『スズ』だ。」
『特別戦士?』
キョウたちは顔を見合わせた。
「貴様らが伝説のオンプレンジャーか?」
「はぁ…」
「なんだかキツそうな美人さんね、キョウ…」
カナが小声で
言う。
「今回の敵は催眠(さいみん)能力を持つ者の仕業(しわざ)だ。」
「催眠!?」
「催眠で人を操(あやつ)り、恐らく最期は……人を殺す!」
「なんだって!?」
「場所は把握(はあく)した。」
スズは立ち上がった。
「よし! 変身だ!」
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