欧米の美女 ~ハープとグリーン~

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「キャー!!」 キャッサリンめがけて弾ける弾丸! ガクトはかばう様に キャッサリンを押し倒した。 「外したか…」 そこに姿を現したのは オンプパープル、 『スズ』!! ガクトとは 初対面だ… 「スズさん!!」 あとを追いかけて キョウたちがやってきた。 「ガクト…なんでここに?」 カナの問いに ガクトではなく、 スズが答えた。 「オンプグリーンがかくまっている女が、『音魂(おとだま)』に呪われた楽器…」 「違う!! キャッサリンは…」 ガクトは必死に 否定をする。 しかし 「血迷(ちまよ)ったか、オンプグリーン!」 「ホルンの『音魂(おとだま)』を持つ貴様が、汚らしい『音魂』に呪われた楽器にそそのかされるとはな…」 「ちょ!」 「ちょっと待って下さい!」 ガクトより口が出たのは 美音だった。 「汚らしいって…私たちはそんな気持ちで戦ってなんかいない!」 「そうだ…」 続いてキョウ 「俺たちは『音魂(おとだま)』を、キレイに浄化(じょうか)する使命をもって、やってきてるんだ。」 「ただ単に戦うワケじゃあないわ。」 と、 カナ。 「スズさん、僕らはまだヒョッコだけど、そういう気持ちで勝利してきた…」 と、エン。 「…」 スズは黙ったまま、 『マジカル・スティック』 を、 突き上げて 『千壊打(せんかいだ)!』
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