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保健室の先生と会話するようになり私は気が少しだけ楽になれた。
けれども私のこの状況はどうにもならない事。
今は家庭問題はよく取り上げられていたり対処されているが、少し前は無関心だった。
みんな知っていても踏み込んではいけないような問題だった。
世間は本当に冷たいと思った。
中学生になる頃、母のヒステリックは酷くなった。
近所の人からも嫌な目で見られるようにもなった。
相変わらず私の痣は消えない…
そして教科書や荷物を何度も捨てられた。
学校にも行けないし…
近所の人に会うのが恥ずかしかった。
狭い島の中の生活なので噂もあっという間に広がる。
冬場になると私は寝間着のまま朝から夜まで外に出された。
何も羽織るものは無く雪の日も雨の日も…ひたすら凍えながら親が落ち着くまで庭に座って待つ。
空腹と寒さはとても辛かった。
ぼーっとしながら私は空を見る。
そんな毎日を過ごした。
中学1~2年はそんな毎日を過ごした。
そして三年になると受験だったが私は行く気はなかった。
だから勉強もしなかったし一刻も働いて逃げたかった。
でもそれも叶わず無理やり高校に行かされる。
ようは裏口というやつだった。
私はとある女子高に行かされた。
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