着想

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ヒズ カインドマシーン (His Kindmachine) "ガーディアン"と呼ばれるガイノイド "ゴッデス"と呼ばれる少女を守る ガイノイドはAIによって絶えず学習している "ゴッデス"の為に疑似感情プログラムも組まれているがどうにもぎこちなく 彼らには未だ感情という物がない。 …と、いうのは建前で、"ガーディアン"たちもまた元はある意味人間であった 死んだ少年の脳をモデリングに取り そっくり同じように作られた思考回路 シナプスの一本一本までが同じように精巧に作られたAIは 少年の人格の復元、という奇跡を呼ぶ だがそれらは「ブラックボックス」にしまい込まれており ガイノイドには自覚も出来ず、よく解らない ただ、疑問、という自分にはないはずのもの 感情という自分にはないはずのものに戸惑うばかりだ メインテーマ "偽物の命に本物の心が宿るのか否か" サブ 優性遺伝子法(ナチスのあれ)の否定とか選民意識とかそんなん と、 "生"の定義(ガイノイドの稼働=生きている、になりうるのかどうか)
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