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それからの俺はためらうことなく、次々とハエを口に流し込んだ
口の中はジャリジャリとした嫌な感じがし、歯にもこびりついているような感覚が大変不快だったが、そのどれも、今の俺を止めることはできなかった
5本くらい続けて口の中にいれた後に、水道水で口をゆすいで飲んだ
ゆすいだことで一時的に口の中の不快感や喉の違和感がなくなったが、俺は休むことなく、次の試験管に手をかけた
ほとんどガラス越しでしかコミュニケーションを取れなかったハエ達が、今俺の体内にいる
そう考えるだけで、この行為はものすごく価値のあるものに思えた
こうして、俺は最初の試験管を流し込んでから約30分の間で、全てのハエを体内に入れた
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