第二話 それでも出来ることはある

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「まっ…!」 ガバッ!と手を伸ばした時、場所は墓地でも教室でもなく、自分の部屋だった 「目、覚めた?」 「なっ…!?な、何でお前が…!?」 司が寝ていたベッドの隣に座っていたのはあの心だった。 しかも、心が読んでいたのは… 「へぇ…あんたでも、こう言う本読むんだぁ…」 「!?」 年頃の男子なら、誰もが持っているであろう本だった 「ちょ…何人の家に勝手に上がりこんで、しかも何で俺の隠していたエロ本読んでるんだよ!?」 「いやー、目の前にあった物だからさ」 「ちゃんとベッドの下に隠してたぞ!?」 「定番すぎるのよ、もっと工夫しなさいよ。馬鹿」 「なっ…!」
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