第二話 それでも出来ることはある

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「分かった。お前の言い分は分かった。だけど、何故俺の部屋に入った?そしてエロ本を探した!?」 「アタシも帰ろうとしたけど、あんたのお母さんが中に入れてくれたの。で、それはベッドの下に隠してるって前読んだマンガに書いてあったから、探ってみただけ」 「どんなマンガだよ!?そして、探すなよ!」 とこのままではまた口喧嘩になってしまう(てか、司が勝手に吠えているだけ)と考えた司はゴホンッと咳払いをし、自分を静めた と、ここで司はあることに気づく 「待てよ、さっきお前が言ってた今回の被害者って…?」 「被害者って言うのはアイツによって殺された人のこと。まぁ、今回のあんたの依頼の内容はアイツを始末することだったってわけ」 「ま、あんたじゃ無理だったことだけど」と言って心は司のことを見下した 多少(ていうか、かなり)イラついた司だったが、構わず話を続ける 「て、ことは『今回の被害者』は…」 「あんたの幼なじみよ」 「!?」
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