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しかし、そんな司が唯一心を開いた人物
それが幼馴染みの「阿修羅美嶺」だった
「司君、一緒にお弁当食べようよ!」
日常会話では当たり前の言葉だが、それが司にとってはとても嬉しい言葉となっていた
その時から司は美嶺をはじめ、次々とクラスメイトに馴染んでいった
「俺は美嶺のおかげで生まれ変われた」と美嶺に言い「大げさだよ」と笑って返されたことも覚えている
だが、美嶺は突然行方不明になってしまった
両親も探しているが、未だに見つかってはいない
当時の司は陰陽師の子供のくせに妖怪の存在を信じてはいなかったが、美嶺が不可解な行方不明になったため、妖怪の仕業だと思い陰陽師になることを決意した。
…とは言え、司はいつも「疲れる」と言って多額の依頼金を払わなければ陰陽師の仕事はやらないが
「さてと…やるか」
そして司は今日の仕事場に向かうのであった
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