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ヤツの右脇の辺りに、俺の知る限りなかったはずの刺青が、そこにあった。それも、まるで警察の味方である事を表しているかのような🅿の印が…。
俺はゆっくりと、ダンに近づいた。
ダン「よぉ、クリス。黙ってあそこで待っていればいいのに。それともお前もあまりの暑さに水浴びをしたくなったのか?」
クリス「まぁ、そんなとこだ。」
俺は、適当に言葉を濁した。
クリス「ところで…お前に一つ聞きたい事があるんだが…」
ダン「何だよ。ずいぶん他人行儀な言い方だな。どうしたんだ?」
クリス「その…だな。…つまり、その右脇のタトゥーについて聞きたいんだが…。まさかお前、警察と何か関係があったりしないよな?」
ダン「…」
ダンは、一瞬、答えに言い淀んだが、こう言った。
ダン「そんな事あるわけないだろう」
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