第4章 混乱

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黒井「それじゃ、アイツはあの時すでに警察の…」 看守H「まぁ、そんな事、俺達にはどうでもいいけどな…」 看守G「お前もさっさと忘れる事だな…って、もうだいぶ忘れてしまってたんだっけか? ハハハ…」 俺はその夜、今日の事を思い返していた。 ----------------------------- 俺が、本当は、『クリス・クロイ』ではなく、『黒井栗須』だという事。 アイツが『ダン・ノースウッズ』ではなく、『北森弾』か『北林弾』だという事。 アイツが俺を襲ってきた時(俺の記憶では昨日)には、既に警察の手先だった事。 そしてなぜかその手先になったのが何十年も前の今日らしい事。 そして自分も、なぜかその何十年も前の刑務所の中にいる事などなど…。 ----------------------------- そして俺は、いつの間にか眠ってしまった…。 そして、そのまま意識を取り戻す事はなかった…………。 第5章に続く
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