1人が本棚に入れています
本棚に追加
Z 「それに、気づかず、クロイは、あのダンとかいう男を、自分が作り出したつもりだったのだろうが、それはすでに警察側の予定通りの行動を取らされていただけだった、というわけだ…」
Z 「結局、クロイの奴は、コソ泥なんぞしてたからこうなったのだ」
Y 「…自業自得という訳ですな」
Z 「まぁ、そう言うことだ。」
Zは、部屋を出て行こうとしたが、急に立ち止まった。一緒に出て行こうとした、Zの側近であるYも、慌てて立ち止まった。
Z 「あっ、一つ、忘れていた!」
Y 「何か忘れ物でも…」
Z 「読者の諸君、そこに居るんだろう。残念ながら私の正体を明かす事はできん……」
Z 「警察の組織というのは奥深い物なのだ。深淵なる世界とでもいうべきか……」
Z 「それでは諸君サラバだ!」
Y 「あっ、お待ちください…」
Zは、足早にその部屋を出ていき、Yも、Zの後を追い、その部屋を急いで出ていった。
ーーーーー 完 ーーーーー
最初のコメントを投稿しよう!