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ネオ トーキョーシティ 郊外 某所
バリケード刑務所。
鬱蒼と茂った森を抜けた先にその刑務所は建っていた。まるで巨人が立っているかのように…。
20mを超える高い壁に囲まれた、その刑務所の入り口に近い場所には、囚人が脱獄せぬように監視をする、監視塔が建っていた。
その監視塔の、普通のビルの3階ほどの高さのところには、外に面して大きな窓があり、そこから、二人の監視員(看守)が外を眺めていた。
空は一面に雲が広がり、いつ雨が降りだしてもおかしくなかった。
監視員A「こんな日は、早く帰りたいな。そう思わないか?」
監視員B「あぁ、そうだな。」
そんな会話がなされた直後から、激しい雷が鳴り出した。しかし、まだ雨は降りださなかった。
監視員A「街に帰りたいな。こんな山奥にこんな天気の時にいると、頭がおかしくなりそうだ」
監視員B「しかし、これも仕事だ。週末には帰れるんだから、ちゃんと仕事しようぜ」
監視員A「わかったよ。お前は真面目だからなぁ」
突然 、轟音と共に激しい揺れが起こり、部屋が暗くなった。
監視員A「停電かよ!こんな時に」
それからすぐに、窓に雨が激しく打ち付け始めた。
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