第1章 停電

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監視員のいたモニタールーム……。 その部屋の右手、5m程の所に、掃除用具入れのロッカーがあった。 そのドアが、監視員が走り去ってすぐに、外側に向かって開きだした。 そして、その中から、やせっぽちの白髪混じりの男が現れ、笑い始めた。 痩せた男C「ハハハ…。ついにこの日が来たぜ。 この日のために安月給を我慢し、つまらん掃除なんて仕事を続けて来たんだ。 やっと…やっと報われる日が来たってわけだ」 そう言うと、男は部屋へと入り、ドアを閉めた。
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