1人が本棚に入れています
本棚に追加
機械の中に寝ていた男は目を覚まして立ち上がり、Cに気付くと、それに応えた。
ダン「おぅ!クリスじゃないか。何しに来た?」
クリス「何しに来たはないだろ。お前を助けに来たんだよ。10年もかかっちまったがな」
ダン「そういや、だいぶ頭に白いもんが混じってるじゃないか?」
クリス「それより、そこにある服を早く着ろ。脱獄するぞ。もたもたしてたら看守が来ちまうからな…」
ダン「わかったよ。」
そう言うと、ダンは急いで服を着始めた。
クリスは、その間に、変換装置の中を軽く拭いて蓋を閉め、この機械が使われた形跡を消すと、
モニターのカーソル位置を、元の位置に戻し、ダンの部屋(牢屋)が空なのを気付かれにくくした。
最初のコメントを投稿しよう!