いざ、人国へ

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ウィーン。 宇宙船が浮かび上がった。 「うわーん。かぐや。い゛がな゛い゛で~。」 母はさっきまでこらえていた涙が、溢れだしてしまったようだ。 一方、かぐや姫は… 「うっ、うっ、ぐすん。」 かぐや姫の頬を一筋の熱い物がつたっていた。 それは、宇宙の中で何よりも美しい、子が母を思う涙だった。 ーいよいよ、人国に到着する!ー
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