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初めて行った場所なのに、懐かしさが込み上げてきた。
「おかえりなさい、ゆっくり休んでね?」
見知らぬ少女に、
「ありがとう。今日はゆっくり、家で休むことにする」
僕はゆっくり微笑んだ。
見たことない家なのに、つい
「ただいま」
と言ってしまった。
すると、お腹に衝撃が走って
「お兄ちゃん、おかえり!!あたし、ずーっとお兄ちゃんの帰りを待ってたんだからね?」
と小さな女の子に、抱きつかれた。
その女の子をギュッと抱きしめ返した。
女の子のおかげで、胸が温かくなって、スライムを殺してしまった罪悪感が、スッと消えていくようだった。
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