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私は、バイトを終えて、下宿所へ向かうと…何時も快く向かえてくれる。
海で知り合った、二人以外にも、下宿に居る人達とも仲良くなっていた。
サーフィン目当てで、ここに免許を取りに来る人がほとんどで、何時も話しは、波の事、ポイントの事でもりあがっていた。
ある日のこと
下宿の、ある広間でワイワイやって居るとき
あの海で知り合った長身、毛利将尚
(もうりまさなお)君
から、「ちょっと…」と
外に誘われたのだ。
「何?何?」 と
後を着いていく
「外の空気吸いたかってん」
彼は、そう言って、ひにやけた肌から、白い歯を見せた。
「何処かに行こう」
彼は言うが…………。
私には、当てが無かった。
ただ、車でドライブをして、当たり触りのない話をしていた…。
この日を境に、私と、将尚(なおくん)は、急激に仲良くなっていたのだ。
下宿の彼のベットに潜り込み、一緒に寝た事もあったが、体の関係にはいたっていなかった。
だか…回りのみんなには、付き合ってると思われていた。
私は、否定的な態度を取り、また彼は、「付き合うてくれへんねん」と
お茶らけていた。
楽しくて仕方ない日々を送っていた。
だが…そう長くは、続かなかった…。
あんな事になるなんて、きっと誰もが思っていなかっただろう。
やく…一名を省けば…。
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