ハジマリ

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「これがさっきのやつでさぁ~」 「ふぅーん…」 夕方。やっと暑さが和らぎ、陽の沈みが早くなって来た頃。 二人の少女が陽の色に染まったアスファルトを歩き続ける。 「話聞いてる??さっきだってボーっとしてたし」 「聞いてる。ただ…ね」 含みのある分かりやすい不満に、イラつきする鼎。 これが最後なんて誰もが思わないであろう。
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