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「我々が知ったことではないが…そんな貴様にチャンスを与えよう」
「チャンス??それに麻奈穂を殺す前にあんた達にとやかく言われなきゃならないの!」
もっともだ、と思いルファンディルは部隊の構成、いや、世界の創りを話し始めた。
――人間が住む世界をアンティルエイト。
ルファンディル死刑執行部隊がいる世界(黄泉)をエイトレス。
2つの世界は、創造主(ブェリクト)が全ての命を統括をする。
困った事に近年では犯罪や自殺が増え、
人口が減ってきてしまった。
そこで創造主は、人口を増やすべく、
で死者になる者が罪を購い真っ当にし、
再びアンティルエイトに送ると言う計画を立てた――。
「ここで重要なのは罪と自殺だ。
只の罪か自殺だけではあまりにも多すぎる、
つまり両方を起こす対象者からランダムで選ばれるのだ。」
「……それで私が選ばれたのね」
導きだした答えに、認めたくなくとも認めざるを得なかった。そうでなければ説明のしようのない状態だからだ。
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