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結局考えた末電話をせず家に向かうことにした。
いつも彼の家には行っていたから場所は分かる。
それに行って居なくてもまた行けばいいだけだ、
僕は小さい箱を片手に家を出た。
まぁなんとか歩ける距離にある、彼の家は20分程度で着く。
気持ちが弾むなか、手にある箱を握りしめ彼が居ることを願いながら小走りで彼の家に向かう。
着いた、
家の横にはちゃんと彼の名前がある。
どうやら引っ越して居なかった様だ。
インターホンに手をかけて押す
鳴らない………
そうだ
彼の家のインターホンは昔から鳴らないのだった、
こんなことも忘れているとは…ホントに大丈夫だろうか。
『ふぅ……………』
心臓を落ち着かせてからノブに手をかける
『あれ…………?』
鍵が開いてるのか扉が開いた。
不用心な奴だ、
今時鍵をかけ忘れるなんて………
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