修学旅行

11/14

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
鈴は5分もしないうちに帰ってきて「この怨み…いつか晴らしてやる…」なんてことを言っていた 恭介「さぁお前ら!海と言えばなんだ!?」 鈴「やきそば」 小毬「バフンウニ?」 美魚「二枚貝」 来ヶ谷「イモガイ」 クド「イルカ!」 葉留佳「亀!」 恭介「誰が海に因んだしりとりをしろといった 海と言えば、これだ! あ、理樹、そっち持ってくれ」 恭介が走って広げた布には 『第一回 真夏の浜辺の球技大会』 と書いてある 葉留佳「球技大会って何種目あるんデス?」 恭介「まずビーチバレーだろ それからビーチバレーとビーチバレーもある」 葉留佳「なんと!」 恭介「これだけじゃないぜ! 他にもビーチバレーやビーチバレーだって用意してるぜ!」 葉留佳「さすが恭介さん! 五種類も用意してるとはーっ!」 理樹「ノリいいね…葉留佳さん…」 来ヶ谷「つまりビーチバレーしかないんだな」 恭介「ルールを説明しよう!」 真人「さすが恭介、都合の悪いことは全部スルーだ」 恭介「と言ってもそんな難しいルールはない 真人でも余裕で覚えられる」 健吾「さすが恭介、どんなときでも他人をいじることを忘れてない」 恭介が説明したルールは 男女別になっているくじをそれぞれ引く すると男女のペアが4つと女子のペアが1つできる そのチームで10点マッチの総当たり戦をやって総得点が一番多かったチームが一番少なかったチームに1つだけ命令できるというもの ちなみに女子のペアにはハンデとして最初から10点のハンデが与えられる そしてそのチームが 西園さんと健吾、小毬さんと真人 恭介と葉留佳さん、僕とクド そして… 恭介「いや、くじの結果なんだから公平なんだけど…なんかゴメン」 葉留佳「あのペアに勝てる気がしないんですがー」 来ヶ谷さんと鈴だった 来ヶ谷「鈴くん、やるからには負けは許されないぞ」 鈴「当然だ」 ハンデいらないんじゃないかな…とは誰も言えなかった
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加