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『ーー以上、250名が死亡しました。本日の目玉ミッションです』
昨日のミッションはどうやら戦争だったようで一気に死者が増えたようだ。
そして目玉ミッション。つまりボーナスミッション。
今日は多くのクラスが自習でミッションを受ける暇人がいると狙っての目玉ミッションなのだろう。
基本、ミッションはパーティを組む場合2種類の分け方がある。1つは班。毎年班員は同じ軍で学年性別関係なしにランダムで決まる。
今年は第3班。大体が後輩で自分たちの担当を見るからにバランスが悪い。
担当は1年のときに適性検査を受け決められる。つまり、自分では合っていないと思っていてもぴったりだったりもあり得る。
そんなこんなでの俺の担当は情報。我ながら合っていると思う。
2つ目は学年。学年によって経験が違うだけあって強さが違う。まぁ、たまにずば抜けて強い奴とかいるのだが……。
学年でいくつかの班を作ってミッションをこなす。
この二つが基本なのだが目玉ミッションは例外だ。
どう例外かと言うとその二つのパーティとも違う、軍、学年が自由なパーティが作れるからだ。
報酬は人数によって違う。もちろん山分けだからだ。だから人数が少ないほど自分に入ってくる報酬が多いため中にはソロで行くという馬鹿もいるほど。
学園側はある意味違う軍の生徒同士の交流も考えての例外なんだろうが。
俺は情報収集のため、この目玉ミッションに参加し、違う軍の生徒と組もうと思う。
……早速誘いのメール。 きっとあいつからだろうが一応確認をしておく。
『件名:お誘いッッ!
おはおはッッ!!
今日の目玉ミッション一緒にやるよね? やるよなッ!
ギルドで待ってるから絶対に来てよなッ!』
朝から騒がしいお誘いメールだな。
送信相手は子供ちい(コキョウチイ)。青龍軍3年、第8班司令塔。武器は二丁拳銃という意外にも司令塔というのはまさにこいつのこと。
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