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仲間を探そう。スバルは仲間が生き残っている可能性が高いと考えた。スバル一人で置いた墓石が増えていた。スバルが遠くにとばされる前、十人ほど生き残りがいることは知っていた。けど、墓石が増えているのを見たところ多くても三人だろうと考えた。
ス(ま、とりあえず情報集めが優先かな。)
地下街や裏通りに身を潜めながら生活していると予想し行動する。
情報収集中
二つほどいいことが分かった。まず一つは、強い殺し屋これについては曖昧だが可能性は低くないと思っている。
そして二つめは、怪しげな魔道具を扱う道具屋。使い方の分からない魔道具がほとんどらしい。
ス(殺し屋に関しては前から強いやつはチラホラいたが、魔武器については一人しかいないな。)
そんなことを考えていると目的の場所についたようだ。
ス(さてと、居るかな〝具操士〟)
いかにも幽霊屋敷を連想させる建物のドアを開いた。中はいろんな物がごちゃごちゃしていた。奥に椅子に座って机に突っ伏している、二十後半位の男がいた。
?「いらっしゃい、あんたが使える物があるか分からんが見る分にわかまわねーよ。」
机に突っ伏しながら男はスバルに声をかける。
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