隠されし姫君

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~ヴェロン~ 夜「……スー……スー…」 ヴェ『夜霧…』 綺麗な銀の髪を撫でる 銀の長い髪に赤い瞳 よく整った顔 部屋を出ないせいで真っ白な肌 ヴェ『ごめん…夜霧…』 こう呼べるのは寝たときだけ 起きている時間は外に監視が居る ヴェ『本当に…ごめん…』 こんな…… こんな筈じゃなかったのに… 頬から水滴が垂れて夜霧の頬に落ちた 夜「ん……ヴェロン…?…泣いているの…?」 ヴェ『夢だよ…っ…夜霧、夢だ』
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