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その日の営業を締めくくるラストソングも終わり、1人、また1人と店を後にする女達。
「相変わらず太客ばっかだねーまぁ俺にはまだまだ追い付けないけどね。」
No.1の龍だ。
名前の割には女顔、可愛い系のホストだ。
『いつか勝ったら叙々苑か回らない寿司おごってもらう予定だから』
笑顔で返す柊。
「卒業までには頑張ってねー」
龍はいつも口調が軽い。
店の掃除も終わり、終了ミーティング。
いつも大体同じ話しをしている。
客の入りがどうとか、売り上げがどうとか。
毎日同じことを違う言葉で言って、よくも飽きないなぁっと柊は思っていた。
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