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しばらくして葵達の席からはずれる柊。
『ご馳走さまでした。なんかあったらまた呼んでね!』
名刺を渡し、席を去ろうとした時
「あの!……もう少し話してみたいかもです。。。」
振り返った先に見える、恥ずかしそうなミサ。
『呼ぶの早くない』
思わず笑ってしまった。
『もう少ししたら戻ってくるから』
あやすような言い方。
「わかった。待ってます。。」
その言葉になぜだか、ドキッとした気がした。
気のせいだろう。
そう言い聞かせ張り付けたような笑顔をし、自分を待つ別の女の席へ歩き出す。
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