第1章

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深夜の首都高に 2台のエンジン音が反響する 深夜といえ一般車も少なくない コーナーの多い環状線ブロックでは 無理は禁物である 「いけるわっ! この子(S14)のフットワークは 環状線では強い!」 霊夢は持ち前の反射神経を生かし 複雑にコーナーの続く環状線で 軽量なS14をリズミカルに振り回す 「後ろのクルマは…S2000…?」 霊夢の後ろに張り付いているクルマは ホンダのFRスポーツS2000 スペック的にはどっこいといったところだ 「相手に不足はないわね!」 霊夢は更にアクセルを踏み込む 4速いっぱいで軽くリアを流しながら コーナーをクリアしていく
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