第1章

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幻想郷某所 「~♪」 爽やかな笑顔で 神社の掃除をしている 紅白の巫女装束に身を包んだ女の子… 博麗霊夢はいま非常にご機嫌である なぜか,というと今日は とあるモノの納入日になっているのだ 無論…賽銭ではない そろそろやって来る時間のはずだ 「……!来たわねっ!!」 やって来たのは3㌧サイズの セルフローダートラック 荷台にはグレーのシートがかけられている 神社の前に横付けされたトラックから 降りてきたのは銀髪にフレームレス眼鏡 をかけた長身の男性 「やぁ霊夢,待たせたね」 ガレージこーりん と書かれたツナギを着た男 森近霖之介は人の良さそうな笑顔で そう言った 「待ちくたびれたわよ!こーりん!」 「こいつがご注文の品だ」 荷台にかけられているシートを ゆっくりと霖之介がめくると 積み荷が正体を表した
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