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幻想郷某所
「~♪」
爽やかな笑顔で
神社の掃除をしている
紅白の巫女装束に身を包んだ女の子…
博麗霊夢はいま非常にご機嫌である
なぜか,というと今日は
とあるモノの納入日になっているのだ
無論…賽銭ではない
そろそろやって来る時間のはずだ
「……!来たわねっ!!」
やって来たのは3㌧サイズの
セルフローダートラック
荷台にはグレーのシートがかけられている
神社の前に横付けされたトラックから
降りてきたのは銀髪にフレームレス眼鏡
をかけた長身の男性
「やぁ霊夢,待たせたね」
ガレージこーりん
と書かれたツナギを着た男
森近霖之介は人の良さそうな笑顔で
そう言った
「待ちくたびれたわよ!こーりん!」
「こいつがご注文の品だ」
荷台にかけられているシートを
ゆっくりと霖之介がめくると
積み荷が正体を表した
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