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俺には何が起こったのかわからなかった。
俺は気づいたら壁に叩きつけられ動けなくなっていた。
まわりの人間は誰一人として動けずにいた。
「…っいってぇ…」
思いきり壁に叩きつけられたのに骨が折れた感じがしないことに違和感を感じたがいまはそれどころではない。
なんなんだ?
長姉の能力は?
「ねぇ?もう一度だけ聞いていい?」
長姉が笑顔で聞いてくる。
いや、笑ってなどいなかった。
笑っているように見えるだけだ。
「なに…?」
そう言うと一気に長姉に引き寄せられあと数センチというところまで顔が近した。
「あなたの彼女は?」
答えは決まっていた。
「身八だ」
ダンッ!!道路に叩きつけられた。
痛い。すごく。
更に宙に浮き始めまた叩きつけられた。
ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!
意識が朦朧とする。
何度も宙に浮きそして叩きつけられる。
とてもシンプルで、そしてとても効果的だ。
死ぬ…のか?
と思ったが何故か骨はおれない。
死なない?なぜ?
長姉がぼくに集中し始めたのか皆が少しだけ動き始めた
「いま、助けるよ…!」
動いたのは凪だった。
呪縛から解き放たれ真っ先に接近に能力を発動させた。
長姉は倒れ俺は解放された。
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