2人が本棚に入れています
本棚に追加
ダンダンダン!! 男は乱射した。
しかし当たらない。
それは篝火も同じだった。
うまくコントロールできていなくて本当ならすぐに終わる筈が龍が暴走している。
「殺す…殺す…!!」
「ハハハ!殺されないぞぉ!」
僕は動けなくなりこの壮絶?な戦いを傍観することしか出来なかった。
「くそぉ…」
ダン!! 銃弾が篝火に向かって飛んできた。
龍でガードしようとするが所詮水。
水飛沫が起きた程度にとどまり左肩に命中した
「っ…!!」
篝火は崩れ同時に龍たちは元の形に戻った。
「楽しかったぜぇ兄ちゃん。けど、俺の勝ちだな」
範囲外でいくら使っても届かない。
「に…いさ…ん…」
「篝火…!」
男は手を篝火の頭に向けた。
ダン!! 銃弾が放たれたそのときだった。
篝火の回りに何かの壁が生まれそれによって銃弾が防がれた。
「なんだぁ!?」
男はいや、僕らも困惑した。
いったい誰だ。
「全く先輩は忘れっぽいんですから。気を付けてくださいよー?」
この声…単調!?
「誰だ…!!」
「わたしー?ただのアルバイト従業員ですよ」
そういうとコンクリの道路が破壊され土が舞い上がった。
「土…?」
そしてその土が形を作り虎になった。
「白虎ならぬ茶虎…ってところかな」
「くそっ…!」
ダンダンダン!! 全弾単調に飛んできた。
しかし土の虎がガードに入り届かない。
「弟さんと私の能力は似てるんですけどね。所々違うんですよ」
「な、なんなんだよ!」
男がわめきながら銃を乱射するが全てガードされる。
「さてと…そろそろ生き埋めになってくださいな」
「ぐぁあ…」
虎が一斉に寄せ集まり男を埋めた。
「はい、終了!さーて帰りましょう!」
とんでもない人がアルバイトにいたと考えてしまい僕と篝火は共に苦笑した。
最初のコメントを投稿しよう!