一幕

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「いいや、俺の女房が一番だ!」 そんな様子をみながらカルドは酒を飲む。 こいつらには帰る場所がある。 それを失わないように俺もしっかりしないとな。 「そうだ、たまには里帰りでもしてやったらどうだ? このところ帰れてないんじゃないか?」 するとみんな不思議そうな顔をしてカルドを見ていた。 「そんな事言ったって帰る暇がないですよ」 「なら俺が王に言って明日は休暇にしといておこう。 ここんとこ休みなんてなかったからな」 そういうとみんな嬉しそうにグラスを上に上げた。 「さっすが隊長! 話がわかるぜ!」 それからみんなの故郷の話や他愛のない話をしてみな、酔いつぶれて寝てしまった。
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