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・・・ザシュ・・・ザシュ・・・。
逃げ惑う村人少年達は殺していく。
彼らが何かしたわけではないのだがこの国の王が決めたのだ。
少年達は王に仕える侍。
命令があればそれに従わなければならない。
やめてくれ・・・俺をそんな眼で見ないでくれ・・・俺だって殺したいわけじゃないんだ・・・・。
心では1人でも逃げてくれと思うがまた1人殺していく。
まだ年端もいかない少女は何が起こっているのか理解していないのだろう。
その横で横たわる母親らしき女性を必死に起こそうとしている。
「ねぇ・・・お母さん。
なんで寝てるの?
ねぇ・・・ねぇ・・ってば・・・」
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