一幕

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「強い酒でもみんなで飲もう。 そうすれば・・・」 みんな忘れられると言おうとしたがやめた。 「どうしたんですか? らしくないですね?」 心配そうにザイトはカルドの顔を覗く。 「なんでもないんだ。 気にしないでくれ。 さあ、みんな帰るぞ!」 死体だらけの村をおいて俺達は城に帰る。 これも王の命令なのだ。 まるで自分に逆らうとこうなるぞっという見せしめなのか・・・。 そんなことを思いながら俺たちは村を出た。
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