出会いは突然に

10/20
前へ
/47ページ
次へ
「何その怪我」 「ん?」 昼休み 食堂で親友とご飯を食べていた この親友は 一ノ瀬 夕間(いちのせ ゆうま) 小学生の頃からの友達で、勉強も運動も料理も出来る完璧人間 短髪の金髪で少しチャラチャラしてるがすごくいいやつだ サッカー部のエースでイケメンだからかなりもてているらしい、爆発しろ 「冬馬は今日もコンビニ弁当ですか」 「うっ……夕間みたいに料理出来ないから……」 「料理なんてすぐに出来るようになると思うんだがな」 出来ないから苦労しているというのに、このイケメンは……爆発しろ 「話がそれた、その怪我何なんだよ」 「まぁ……階段から転げ落ちちゃってな」 「なんだそれ」 本当に大変だった 顔はミイラ人間みたいに包帯をぐるぐる巻にして、腕とか足はガーゼだらけだからな 昨日は痛くて痛くて余り眠れなかった 「なんだ、悩み事があるんだったら俺に相談するんだぞ」 「ん?わかってるよ」
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

154人が本棚に入れています
本棚に追加