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美雨にケツを蹴られながら校門に出ると、またもリムジンが止まっている
だが、何時もと違って、七瀬先輩が扉の前で立ちながら何かを待っていた
「何よ、冬馬そんなにジロジロ見て変態」
「うるさいな、ちっぱい」
「何を、あんただって下はちっぱいくせに」
「やめて!下ネタをぶっこむのはやめて!」
涙を泣かしながら歩いていると
リムジンの横を通り過ぎようとした時
「あ、赤山」
「ん?」
「あ、あの、家に来ないか///?」
「……へ?」
「は?」
僕と美雨が間抜けな声を出す
家?ホーム?ハウス?
「な、何故?」
「その……話がしたいんだ」
話?何か用事があるのかな?
もしかしたら前の事件で何かあったのかもしれないし
「うーん、別に良いですよ」
「本当か!?」
「はい」
「よかった」
ニコリと笑い、七瀬先輩が僕の手を握ってくる
「せせせせせせ、先輩!!!」
「ん?どうかしたのか?」
「い、いや、なんでもないです」
別に特別な意味なんて無いよな、先輩はこんなに美人だし、もう彼氏とかいるに決まっているだろうから
「むぅ……あたしも連れて行きなさい!!!」
「美雨?」
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