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「……あぁ、よく寝た」
日曜日の朝、窓からは素晴らしいほどの明るい朝日が差し込んでいる
時計を見ると朝の9時
そういえば、何時にするとか決め忘れていた
買い物位すぐに終わるだろうし、どうせ昼からだろう
「朝ごはんは何にしようかな~」
ずらりと並んだカップラーメンをどの味の物を食べるか悩む
日曜日の朝はカップラーメンと決まっているのだ
シーフード味を手に持ち、お湯を沸かす
そして、熱湯をカップラーメンの中に注ぎ込んだ
「この三分間がごうもんなんだよなぁ」
腹減って、目の前に食べ物が有るのに三分間は食べられない、これは必ず一度は辛い経験をした事が有るはずだ
無い人はじっと三分間待ってあげて、辛くなるから
今か今かと待ちわびていると
ピンポーンと家の呼び鈴が鳴り響いた
「はいはい」
新聞とか宗教の何かだこんな時間にくるのは
パジャマのまま、気にせずに玄関の扉を開いた
「へ?」
「おはよう、赤山」
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