世間は敵ばかり

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これは驚いたね、電車で隣に触っていた人がカツラだった時ぐらい驚いたね 扉の前には七瀬先輩とメイドらしき人が立っていた 「おはようございます、赤山様」 「お、おはようございます」 メイドさんを見て僕は一瞬固まってしまった 美人過ぎわろたと、腰まで伸びた茶髪、大人の風格を出している 「私は椿と申します」 「えっと、赤山です」 メイドさんは椿さんと言うらしい、差し出された手を握り、握手をする 近くで見ても綺麗な人だ 「あ、赤山何顔を赤くしてるんだ?」 「え?あ、すみません」 ちょっと不機嫌そうに七瀬先輩が呟く、そんなに椿さんを大事にしているんだろう 「まさかこんなに早いとは……僕今起きたところで」 「そうなのか?、なら家に上がってもいいか?」 「え?」 家って俺の家? どうしよう、全然片付けて無いんだけど…… 「えっと、あんまり片付けしてなくて」 「そんなの大丈夫だ」 でも、確かに外にずっと待たせるのも申し訳ない 「わかりました」 しょうがなく二人を家に上げる事にした
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