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『ぴぴぴぴぴ』
目覚し時計の音が部屋中響き、そして俺は目がさめた。
……またあの夢だ。
腐れた大人たちが笑いながら村を壊していった、人々を殺していった。
そんな残酷な俺の過去の記憶がたまにこうして夢となって俺を襲うのだ。
っといっけね、学校だった。
俺は服を着替え、ご飯を急いで食べて外へ出た。
俺の学校は学校と呼んでいいのかわからない、変わった学校だ。
生徒は武器を持ち、犯人を逮捕できる。
警察みたいなものだ。
俺は父の形見である拳銃を武器としている。
俺の父はもと警察だったので、俺も昔警察になりたかった。
けど今はなんでもいいけどさ。
今、俺の目の前にあるのが学校だ。
最悪だ。もうついてしまったのだから。
「しゃっほー!」
髪の茶色い、顔立ちのいい女がイキナリ俺に攻撃をしかけてきた。
ああ、言い忘れ。
攻撃をしかけてくる=仲間にしたい
だった。
……はい?俺を仲間にしたいだと?
あの女何を考えているんだ!
「はじめまして。私、黒崎五月といいます!
お前を殺しにきましたー」
女は俺目掛けてバズーカを構えてきた。
バズーカ?
おいおい、ちょっとまてよ、俺は拳銃、あいつはバズーカって
俺ヤバクね?
「しねーぃ!」
黒崎五月という女がまじで俺に撃ってきた。
「ちょっあぶねーだろ!まじで俺を殺す気だろ」
五月はにっと笑ってから言った。
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