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明日、依頼、仲間かー。
めんどいなぁ~まったく、五月の面倒を見るのは大変だ……。
俺はそんだけ考えただけでくたくたなのに……。
久々に先輩にでも会いにいくか。
俺は階段を2段飛ばしで上がった。
先輩はちなみに五月ではなく神崎レクトと言う先輩だ。
レクト先輩は俺がこの学校に入学してすぐ
戦った相手だ。
五月がいなくても俺にはちゃんと仲間がいたと言う事だ。
けど、レクト先輩もちょっと変わった人だ。
レクト先輩の武器は【手裏剣】、爆弾、刀だ。
みんなは普通だと思うが俺的にこの説明だけで不思議なところがある。
『刀』というところだ。
この部分は普通だったら剣となる。
もちろん俺も刀は使える。
レクト先輩は剣は剣でも刀しか使えないというこのになる。
そこがかわったとこ一つ目だ。
二つ目は、外見だ。
レクト先輩は体のいろんな所に【包帯】をつけている。
俺が仲間になった頃に怪我してるんですか?と聞いたことがある。
だが違うらしい。
レクト先輩は五月よりは変わっていないことがわかる。
レクト先輩も五月と一緒で三年生だ。
俺は4階に着くと、3年3組を探した。
あった。
俺はその教室を覗き込んだ。
……レクト先輩の姿はない。
「レクト先輩いないのか」
「僕ならいるよ!」
俺の後ろから声が聞こえた。
振り向くとそこにはレクト先輩がいた。
「お久しぶりだね。どうしたの?
僕に用っぽいけど……」
「あ、レクト先輩にちょっと質問がありまして」
「質問か~。
僕はキミの仲間だよ。
明日の依頼は僕もいくから安心してね」
レクト先輩は俺の聞こうとした質問をさきに答えた。
なんで俺が質問しようとしていた事がわかったんだか……。
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